
最近、金の価格がぐんぐん上がっていますね。
「1g2万円を超えた」というニュース記事を見た時、10年以上前にしていた純金積み立てのことを思い出しました。
株式投資は20代から続けていたものの、2011年の震災をきっかけに「円や株だけに偏らない資産を持ちたい」と思うようになりました。
そこで選んだのが、純金積み立て。
ただ、私が続けていた純金積み立てを途中で解約して地金に換え、そのまま保管していたところ、10年後にその価値が約4倍になっていたのです。
まさかこんな結果になるとは思いませんでした。
円だけに頼らない安心を求めて
2011年当時、東日本大震災を経て、日本円や株だけに依存するのは不安に感じていました。
万が一、日本円の価値がゼロになったらどうしよう・・・って。
※これは極論だけど、リスクヘッジは重要だよね!
そこで、田中貴金属と当時のエース交易で、月1万円ずつ、合計2万円の純金積み立てを始めたのです。
口座開設をして、積立の設定をした後は基本的に放置だったけど、毎月コツコツ積み立てられていく仕組みのおかげで、知らぬ間に少しずつ資産が増えていきました。
この「何も考えなくても続く仕組み」こそが、長期積立投資の強みだと思います。
家計のピンチと、地金という選択
現在中学1年生の子どもが2歳のとき、夫の年収が下がり(住宅手当やその他もろもろの手当がドカンと削られ、100万くらいは下がったかな)家計が一気に苦しくなりました。
純金積み立てをしている余裕もなくなり、やむなく泣く泣く解約。
エース交易の方は現金化しかできなかったけど、田中貴金属では地金で受け取ることができたので迷わず選びました。
そもそも、純金積立を始めたキッカケが、もし日本円がどうなっても、金なら世界中で価値を保てると思ったから、地金以外に選択の余地はありませぬ。
初めて手にした地金は想像以上の存在感。
50g、20g、10g、5gの4種類に分かれたバーを見たとき、その重みと輝きに「これが本物の金なんだ」と感動したものです。
これだけ細かく分かれていれば、いざと言う時に国外脱出して当面の生活には困らないな!とも思ったり。
そして、いざという時の備えとしてだけでなく、「子どもに引き継げる財産」でもあります。
しかも、インフレに強い財産!
10年後の今、次の一歩を考える
純金積立を解約して地金にしてから約10年。
気づけば金の価格は4倍近くに。
あのときの選択がこれほどの結果になるとは思ってもいませんでした。
でも、あのときの判断、私には先見の明があるかな?なんて、今ではちょっと思っています。
自分が買ったときは1gあたり4500円だったのに、今は2万円。
これから純金積立を始めるのはどうだろう?
今では夫の転職で家計も安定し、貯金額にもゆとりが出てきました。
そんな中で、「やっぱり金も少し持っておいた方がいいかもな」と改めて思います。
金は長期でじわじわ上昇する資産。
2万円台の今からでも遅くはないのでは?
そう思うと、おそるおそるですが、月3000円くらいから積み立てを再開してみようかな——そんな気持ちでいます。
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